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プロとしての自覚と力を

山田 祐規子
事業ソリューション部 調査役
2016年入社

INTERVIEW04

PROFILE
国際金融を専攻していたことから、就職活動は金融業界を軸に行っていた。銀行を中心に選考を受ける中、大阪中小企業投資育成にしかできないことに興味を持ち入社を志望。数百人単位で採用を行う大手金融機関に比べ、採用数が少ない大阪中小企業投資育成であれば、一人ひとりを見てくれるのではないかという期待もあった。また、関西出身だったことから、地元を含めた地域密着を掲げていることも魅力に感じた。
SESSION
01

企業の良さを見る目を養う

入社後は業務部に配属され、投資先企業の開拓や育成・各種支援を行いながら4年間働いた後、現在の事業ソリューション部へと異動しています。自身のキャリアを考えた時、「審査」を経験しておきたいと考え、異動希望を出していたところ、希望が実現しました。「審査」というのは、当社が投資をする際にその企業のことを様々な角度から調査する業務のことを指します。
業務部に所属していた頃もやりがいがあって楽しかったのですが、お客様を訪問している時間が長く、「企業を見る」ということを、時間をかけて行うことができていませんでした。お客様に良いご提案をするためには、一度はそういう目をしっかりと養う期間をつくっていかなければならないと感じたことがきっかけで、異動希望を出しました。審査の過程で、企業の「強み」や「伸びしろ」を探す力も身に付いていきますし、業務部とは違った面白みがありますね。

SESSION
02

多岐にわたる経験、新しい事業への挑戦

とはいえ、審査専業の部署というわけではなく、その他にも様々な業務を担当しています。一つは「セミナー運営」で、外部から講師をお招きし、経営者が参考にしていただけるようなセミナーを運営しています。次に「新規プロジェクト」の運営です。直近では「経営の健康診断サービス」という事業をスタートさせました。現在は複数の大学と包括連携協定を締結し、投資先企業のお役に立てる新たな企画も進行中です。他には業務部と同じように、お付き合いの長い一部の投資先企業の担当業務も行っています。お付き合いが長い分、私たちのことをよく知っていらっしゃるお客様ですので、ご提案する際はプレッシャーもあるのですが、その分、学ばせていただくことも多くあります。
最後に「成長支援型投資」という業務です。これは、特に業態転換や第二創業した企業などを対象に投資を行う業務で、当社にとっては新しい取り組みになります。その第一号となる投資を担当させていただいた時は嬉しかったですね。そうした新しいことへの挑戦ができるのは、当社ならではの環境があるからだと思います。

SESSION
03

一番はじめに相談していただけるように

今後の目標としましては、現在の事業ソリューション部で様々な経験を積み、経営者に信頼をいただける担当者になることです。困ったことがあれば、投資育成の山田に電話をしてみよう、と経営者に思っていただきたいと考えています。
各企業の経営者とは年齢差がありますし、一体何を話せばいいんだろう…と不安もありましたが、お会いしてみるとどなたもすごく紳士的なんですね。「教えてください」とお願いすれば、丁寧に教えてくださいます。しかし、いつまでも経営者の優しさに甘えてばかりはいられません。特に資本政策については、こちらはプロなんだという自覚を持ち、最適なご提案ができなければと、強く思うのです。当社では、中小企業診断士の資格取得を支援してくれるなど、対等に経営者と会話ができる知識を学べる機会も与えてくれます。そうした環境と事業ソリューション部での経験と学びを生かし、「山田さんに相談してよかった」と多くの経営者に言っていただけるように成長したいと思います。