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INTERVIEW

京都電機器株式会社

代表取締役社長 小西 秀人

 パワーエレクトロニクスとオプトエレクトロニクスを事業分野にされている京都電機器株式会社は、半導体製造装置に搭載される電源装置をはじめ最先端テクノロジーを駆使した高性能・多機能・高信頼の製品を幅広い産業界に供給されています。1996年の社長就任以来、事業の飛躍的な発展を実現してこられた小西秀人社長に、投資育成会社から出資を受けられた目的とどのようなメリットを感じておられるかを伺いました。

大手企業との直接取引での信用力の向上など
ビジネスにおいてもメリットを感じています。

出資を受けられた経緯
 「義父である創業者が急逝して突然の社長就任でしたので、安定株主対策として社員持株会や持株会社の設立を進めていました。そのような時に、当社も親しくさせていただいている京都の企業さんに投資育成会社の担当者を紹介してもらいました。話を聞き、私も勉強するなかで、投資育成会社は長期安定株主として経営の安定化に貢献してもらえることが分かりましたので、2002年に資本政策の一つとして出資を受けました」。
大手企業との取引で感じる信用力向上とガバナンス強化
 「出資を受けてまず感じるメリットは、対外信用力の向上です。当社のお客様は大手企業が多く、特に新規のお客様との直接取引では高い信用力が求められます。当社は投資育成会社の出資を受けていることが信用力のバックボーンになり、この会社なら大丈夫という評価を受けていると思います。また、近年はESGの観点から大手企業では取引先においても環境マネジメントやガバナンスの強化を求めます。当社は2002年にISO14001認証を取得して環境対策に取り組んでいますし、公認会計士の先生に監査役に就いていただくなどガバナンスの強化を図っています。投資育成会社が株主であることも、経営の透明化やガバナンス強化という点で重要だと考えています」。
年輪会での交流
 年輪会は、投資先企業相互の交流と啓発を目的とした投資先企業社長会です。投資先企業の経営者が一堂に会する年輪会総会では、講演・企業紹介・情報交換・ビジネスマッチングの場など、経営トップ同士による活気あるコミュニケーションの場を提供するとともに、企業トップの方々を対象に、経営セミナー、海外視察、工場見学などを実施する「年輪会トップセミナー」を開催しています。
 「年輪会総会は、非常にたくさんの企業トップと交流ができる機会で、毎回楽しみにしています。京都商工会議所などでも親しくさせていただいている地元の企業の皆さんや、お取引先、仕入先の企業の皆さんも多く、普段なかなかお会いできる機会が少ない皆さんと交流を深める機会になっています。加えて、様々な業界で活躍されている優良な企業のトップの方々と知り合える機会でもあるので、積極的に交流を深めるようにしています」。
各種のセミナー・研修メニューの活用
 投資育成会社では、各種の無料セミナーや有料の研修メニュー、通信教育講座などを揃えて、投資先企業の“人財”育成をサポートしています。
 「様々な部署や役職の人材に役立つセミナーや研修を企画されています。今後の成長を考えると管理部門も含めた総合的な人材育成が課題になってくると考えていますので、投資育成会社のセミナーを活用していきたいと考えています」。
後継者の教育と、経営承継のサポート
 投資育成会社では、投資先企業の後継者同士が交流して切磋琢磨して学ぶ「新輪会」を開催しています。新輪会は単なる勉強会だけではなく、そこに交流会を併せることにより、同じ立場の者同士が、同じ課題・悩み・覚悟を、腹を割って共有することを目的としたビジネススクールで、毎回盛況となっています。
 「私の場合、中小企業大学校で学んだ経営スキルが社長に就任してからの経営実務でとても役立っています。投資育成会社の新輪会は、将来の経営者として必要な後継者としての自覚や人脈を広げるという点で、非常に役立つ経験になると思いますので、後継者の育成にタイミングを見て活用していきたいと考えています。また、今後の事業承継についてのアドバイスやサポートも期待しています」。

投資育成会社が株主となって感じたメリット

  • 長期安定株主による経営の安定化
  • 大手取引先など対外信用力の向上
  • 経営の透明化やガバナンス強化
  • 年輪会での交流
  • 各種のセミナーや研修メニューの活用

投資育成会社活用後の流れ

2007年
瞬時電圧低下保護装置KDPシリーズ発売
2008年
KDPシリーズが国際安全規格IEC/CB認証取得、UL/CSA/CEマーキング対応
2010年
東京営業所と西関東営業所を統合し神奈川県厚木市に東日本営業所を開設
2012年
中国上海工場拡充のため近隣地に移転
年輪会総会
Profile
京都電機器株式会社

 1955年に創業し、変圧器の製造を開始。1962年に株式会社組織に改め、京都電機器株式会社を設立。1971年の大阪営業所をはじめ、福岡、名古屋に営業所を開設し、1986年東京営業所を新設。1999年、京都府宇治市に本社新社屋が完成し、分散していた工場、および大阪営業所、京都営業所を統合して新社屋へ移転。2003年中国上海工場(京特机電(上海)有限公司)竣工。2006年クリーンルームを設置してパワーモジュールを内製化、CCD搭載光学測定システムを導入。2017年、株式会社京丹波製作所を設立、本社に新社屋を増設。

会社概要

所在地
京都府宇治市槇島町十六19-1
TEL 0774-25-7711
設立
1962年3月
従業員数
180名
資本金
9,060万円
事業内容
電源機器・整流器・変圧器製造
URL
https://www.kdn.co.jp
高度な高周波スイッチング技術で幅広い電源装置を産業界に供給する。
自然空冷で100万lxの高照度を実現したライン照明
瞬時電圧低下と瞬時電断を保護する瞬時電圧低下保護装置
画像処理用LED照明装置

※掲載内容は取材当時のものです